Q&A


[Q]


下肢静脈瘤とはどのような病気ですか?



[A]


足の静脈の中で血液の逆流が起こり、血管が太く浮き出してくる病気です。
血液の逆流が起こる原因は、静脈の中に一定の間隔でついている弁が壊れたり、うまく閉じなくなるためです。

[Q]


下肢静脈瘤ができやすい人はいますか?



[A]


下肢静脈瘤ができる三大要因は、
1)立ち仕事
2)妊娠・出産
3)遺伝的体質
とされています。長期間立ったままでいる人は足に血液がたまりやすく、妊娠・出産では、おなかが大きくなることによって足のつけ根の静脈に強い腹圧がかかるためです。遺伝的体質とは、静脈の血管壁や弁が弱い体質が伝わることで、遺伝性の病気というわけではありません。両親や身内に下肢静脈瘤の方がおられる場合、下肢静脈瘤になりやすい傾向がありますので日頃から自分の足をよくチェックするといいでしょう。

[Q]


男の人も下肢静脈瘤になりますか?



[A]


なります。患者さん5人のうち1人が男性という割合です。
男の人の場合は、長時間の立ち仕事をしている方が多いようです。調理師、板前、教師、美容師、理容師、店員、工場の作業員、ガードマンなど長い時間、一ケ所に立ったままの仕事の人に多くみられるようです。男性の場合、あまり見た目を気にしない場合が多く、皮膚炎や潰瘍など重症化してから来院される場合が多い傾向にあります。

[Q]


下肢静脈瘤にはどのような種類がありますか?



[A]


大きく分けて、4つのタイプに分かれます。
1)伏在型静脈瘤(大伏在静脈瘤、小伏在静脈瘤)
2)側枝型静脈瘤
3)網目状静脈瘤
4)クモの巣状静脈瘤
足には何本もの静脈が通っていますが、重要なのは中心部を通っている深部静脈と、皮膚の下にある表在静脈です。血管が浮き上がってくるのは伏在型静脈瘤、側枝型静脈瘤です。網目状静脈瘤やクモの巣状静脈瘤はごく細い静脈が赤紫色や青紫色になり、網の目やクモの巣のように見えるため、こう呼ばれています。

[Q]


足のどの部分にできやすいのですか?



[A]


膝から下のふくらはぎの内側、膝の裏です。
静脈の弁が壊れた場所と、実際に静脈瘤ができる場所とは異なります。最も患者さんの多い大伏在静脈瘤では、足のつけ根の静脈の弁が壊れて起こりますが、太ももは皮下脂肪が多いので静脈が太くなっても目立ちません。ところが、膝から下は大伏在静脈が皮膚のすぐ下の浅いところを通っているため、静脈瘤ができると目立ちやすくなります。

[Q]


足以外の場所にもできますか?



[A]


できません。
食道静脈瘤のように内臓の疾患などによってできる静脈瘤もありますが、下肢静脈瘤とはできる理由も体に及ぼす影響もまったく違います。

[Q]


下肢静脈瘤の自己診断法を教えてください



[A]


まっすぐ立った状態で足の血管が浮き出ているかどうか鏡に写して見てください。とくに膝の後ろをチェックしてください。足の血管が浮き出ていて、夕方になると足がむくんでいたり夜間就寝中によく足がつる場合は下肢静脈瘤の疑いがあります。市販の圧迫機能を持つ弾力性のストッキングを一日中はいて過ごし、いつもより足のだるさやむくみ、疲労感などが軽減されるときは下肢静脈瘤の可能性があります。

[Q]






[A]




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[A]




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[A]